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ミラノ情報
2003.12.7
LAVORO NERO NON ARRETRA

黒い仕事は後戻りできない

イタリアで言う「黒い仕事」とは「不法就労」の事を指す。それが今ではイタリアのPIL(国内総生産)の17%を占めている。不法就労者の割合はミラノを州都とするロンバルディア州が最小の10,2%、最大は地図のつま先にあたるカラブリア州で29,1%。職業としては、農業が36%と圧倒的に多く、サービス業が19%、工業が12,5%となる(2000年)。不法就労が起こる原因として考えられるのは、税金が高く、雇用後、解雇することが法律上厳しく、短期で、裏で斡旋している人間がいる、ということ。ブドウの収穫のように年に一度の場合、多くがこの「黒い仕事」に依拠している。



2003.11.29
LUTTO NAZIONALE

国葬

11月12日にイラクに駐留していたイタリア軍司令部を自爆テロが襲い、イタリア人兵士、警察、民間人含め、19人の命が奪われた。それに伴い18日に国葬が行われることになった。26日にはバグダッドにあるイタリア大使館が銃撃にあった。現在2300人派兵しているイタリアは、イラクのテロの対象になっていることを物語っている。イタリアも日本も大きな方向で、このイラク戦争への立場は似ている。外交官を二人殺害されても自衛隊派遣をやめられない日本も、イタリアの二の舞にならないとは限らない。



2003.10.19
MADRE TERESA PROCLAMATA BEATA

祝福されたマザーテレサ

ローマ法王が個人的に非常に評価していたマザーテレサが「聖人」の前の「福者」に列せられ、その列福ミサがヴァチカンで行われた。法王が「個人的に感謝している」と語ったマザーテレサは98年に彼女の祈りによって患者の胃がんを治癒させた奇跡もおこしている。しかしながら法王も体力の衰えが激しく、その説教を読むこともままならず、彼のアシスタントが読み上げた。TVで観ていても痛々しいほどの法王だが、彼は神に仕えることを使命とし、まさしく命を賭している。



2003.9.28
I PREZZI DI SPESA IN ITALIA

イタリアの物価

インフレが進むイタリアの、ISTAT(政府中央統計局)による物価上昇率が発表された。この1ヶ月での物価上昇率。トマト30.6%、セロリ8.2%、たまねぎ16.1%、洗濯機の修理2.7%、食洗機の修理2.4%、鉄道一等席15%、ガソリン2.2%、ディーゼル1.1%、骨付き豚肉4.8%、ターキーの胸肉4.4%、サッカーの試合のチケット13.4%、辞書4.8%となっている。一方下降したものとしては、グレープフルーツ3.8%、じゃがいも7.7%、ラム肉3.5%、航海費7.2%携帯電話通話料0.7%となっている。



2003.9.14
TUTTI A LETTO CON VICTORIA

ヴィクトリアと添い寝

オーストラリアに上陸したインフルエンザ・ウィルス「ヴィクトリア」が、ちょうどクリスマスの時期、イタリアに現れるとみられている。それ以外は去年並みで「ニューカレドニア」、「モスクワ」、「B-香港」が再登場するとみられる。このインフルエンザという言葉はイタリア語の「影響」を意味する言葉に由来していて、辞書には<イタリア風邪の流行した1743年に「流行性感冒」の意で英語化し・・・>とある。今から250年以上も前からインフルエンザが生き残っていることになる。現在、唯一の対策はワクチンによる予防注射だけだという。


2003.9.7
INIZIA LA VENDEMMIA

収穫の始まり

フランスで5000人以上死者が出たように、イタリアも暑く、ミラノは39.2度、ピエモンテのトリノで41.6度を記録した。しかし、その気温と少降水量がブドウの成熟を促し、今年のワインは今から大いに期待されている。ブルネッロで有名なモンタルチーノ地方では、例年に比べて収穫量が5%落ちているが、それだけ品質の高いものが出来ている。今年の暑さで作物の値段が軒並み上昇したイタリアにとって、唯一の明るいニュース。しかし、その喜びを味わえるのは早くても来年になる。




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