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圧力とはなんでしょう    ゲージ圧について    圧力調整装置と安全装置の働き   
圧力とはなんでしょう

私たちが日常ふつうの状態で暮らしている場合、肌に圧迫感や重さなどを感じることはほとんどありません。しかし、実際には私たちは大気から圧力を受けています。
その圧力は1.033kg/cu(約1気圧)で、水銀柱で760mmhgです。そしてこの圧力と私たちの身体の外に対する圧力が釣り合っているため、私たちは何も感じないでいられるわけです。"かえるが鳴くから帰ろう"と、怪しくなった雲行きを心配しながら急いで家にかけ帰った幼いときの思い出は、どなたでもあるでしょう。小さな動物、特にかえるは気象の変化に非常に敏感だといいます。雨の降る前は大気の気圧が低くなり、動物たちはそれを感じて騒ぎはじめるようです。また、私たちは海に深く潜ると目が真っ赤になり、いわゆる潜水病にかかることがあります。これは圧力が急に上昇するため。反対に高い山に登ると胸がドキドキしたり、呼吸困難になることがあります。これは圧力が低くなるためです。また、富士山の山頂ではご飯がうまく炊けず、生煮えになりますが、これは沸騰点が下がるために起こる現象。このように、私たちはいつも自然の圧力を受けているわけです。

ゲージ圧について

日常、一般に使用している圧力計は、ふつう0を指しています。すなわち、大気の圧力を便宜上0とみなし、これを基準としてはかった圧力のことをゲージ圧といいます。ラゴスティーナをはじめとする圧力鍋の圧力も、すべてこのゲージ圧に基づいています。つまり鍋の中の圧力は、ゲージ圧力プラス1気圧となります。ふつうの鍋で加熱する場合、いくら強火にしても0気圧では、温度は最高100度までにしかなりません。ところが圧力鍋では、鍋のフタを完全に密封して加熱すると、内部の圧力が上昇して100度以上の高温になります。つまり、食品を調理する時間が短時間ですみます。しかし、一概に圧力鍋といってもメーカーにより鍋の型や材質がそれぞれ異なるため、使用している圧力や温度も少しずつ異なります。
圧力調整装置と安全装置の働き

ラゴスティーナの場合、使用圧力は0.75気圧、内部温度は約115度です。圧力を容器内に密閉したまま加熱を続けると、圧力は無限に高まってゆきます。そこで一定の圧力に達すると、それ以上にならないようにするために、内部の蒸気を一定量だけ外へ逃がすための装置が必要になってきます。これが圧力調整装置で、どんな圧力鍋にも必ず付いています。圧力調整装置の仕掛けは非常に簡単。重りがちょうど玩具の"やじろべえ"のように蒸気を噴出する穴の上に乗っており、内部の蒸気が一定になると、この重りを押し上げ、その隙間から蒸気が逃げ出すようになっています。圧力鍋が沸騰するとシューッシューッという音がするのはこのためです。つまり、重りの重さが内部の圧力と均衡を保とうとしているために出る音といえます。圧力鍋で、もうひとつ重要な役目を果たしているものに安全装置(セーフティバルブ)があります。これは万一、この"やじろべえ"の穴が詰まったときの文字通り非常口。圧力を早く外へ逃がすための装置です。圧力調整装置が目詰まりすると、中の圧力は規定を越えて上昇し、温度も非常に高くなります。ラゴスティーナの場合では、鍋内部の圧力が1.1〜1.3気圧、温度が約120度に達すると安全装置が作動し、ペルノが自動的に外れ、蒸気を一気に外へ逃がすようになっています。以上のことがらからもわかるように、ラゴスティーナを使用中、仮にこの安全弁が作動したら必ずそこに原因があるはずですから、正しい使い方をしているかどうか点検し直しましょう。なお、圧力鍋は発生する蒸気の圧力で煮炊きするものです。そのため、圧力が上がったら火加減は必ず弱火にし、いつも"やじろべえ"が機嫌よく歌っているような安定した状態で使ってください。


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